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ジャニーズからの圧力なかった! 臆測呼んだ山下智久「ドラゴン桜」声だけ出演の真相

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 俳優・阿部寛主演のドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)の最終回(27日)が世帯視聴率20・4%だったことが28日に明らかになった。前作(2005年)の主要キャスト5人が今作最終回でサプライズ出演したのが見事にハマったが、不思議なのは元ジャニーズ事務所の俳優・山下智久(36)だけが声出演だったこと。なぜ、一人だけ蚊帳の外のような異例の演出だったのか追跡すると――。


 最終回の視聴率は前回第9話(20日)の15・4%から5・0ポイント増の20・4%で、有終の美を飾った。前作の最終回20・3%も超えた。

 瞬間最高視聴率の22・7%をマークした場面は3回あった。そのうちの一つが、山下が声で出演した午後9時58分の場面。山下の〝凱旋〟もネット上で大きな反響を呼んだ。

 ただ、不可解な演出でもあった。前作の主要キャスト5人のうち新垣結衣、小池徹平、紗栄子、中尾明慶は今作最終回に実際に出演したが、山下だけが声だけの出演だったのだ。昨年10月にジャニーズを退所しただけに、ジャニーズからTBSへの〝圧力〟やTBSのジャニーズに対する〝忖度〟も疑われた。

 舞台裏を探ると、実情は違うようだ。むしろ、山下がジャニーズに〝忖度〟したようだ。

 山下はTBSから「最終回で新垣さんたちがサプライズ出演するので、ぜひ!」と熱烈にオファーされたという。ただ、今作では、ジャニーズイチ押しのKing&Prince・高橋海人(22)が、学年最下位の偏差値28の高校生役を熱演していた。

「山Pは自分にスポットライトが当たって、ジャニーズ時代の後輩だった高橋さんが最終回でかすむことを懸念したようです。でも、前作の主要キャスト5人で自分だけが出演しなければ古巣のジャニーズの〝圧力〟などと臆測を呼んでしまいかねない。悩みに悩んだようです」(関係者)

 山下は考え抜いた末、落としどころで「声だけでいいですか?」とTBSに要望。異例の声のみの出演につながった。

 また、本紙は今年2月、山下が今作の「ドラゴン桜」でチョイ役で電撃出演する可能性を報じていた。すると、現役のジャニーズとジャニーズを辞めた〝辞めジャニ〟の共演は厳しいとの見方がもっぱらだったが…。

「今、辞めジャニは現役ジャニと共演できるようになっています。ジャニーズがテレビ局に〝圧力〟をかけることもなくなったようです」(同)

 ジャニーズは19年、元SMAP3人を番組に出演させないよう圧力をかけた場合、独占禁止法違反に抵触するとして公正取引委員会から注意された。ジャニーズは圧力を否定する声明を発表したが、公取委の〝警告〟に相当ビビったという。これで、辞めジャニが現役のジャニーズと同じ作品に出演する環境は整っていた。

 TBSとしても、声のみとはいえ山下の出演は願ったり叶ったりだった。今作のドラマ「ドラゴン桜」の原作となったマンガ「ドラゴン桜2」(マンガ誌連載は今年3月、単行本は今月にそれぞれ終了)では、山下演じる矢島勇介役は端役ながら登場していたからだ。

「原作に出ているのにドラマで出なかったら、原作ファンや山Pファンに〝圧力〟だの〝忖度〟だのツッコまれかねません」(同)

 さまざまな大人たちの〝しがらみ〟の落としどころが、今回の声のみ出演に結実したというわけ。いずれにしても、ドラゴン桜ファンたちも喜び、高視聴率という結果に終わったことで、見事大団円になったのは間違いない。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3356043/

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