緊急事態宣言下で８０００人超を動員し、観客がマスクをつけず密集したことなどが問題視された野外フェス「ＮＡＭＩＭＯＮＯＧＡＴＡＲＩ ２０２１」（８月２９日、愛知・常滑市）で、ＭＣを務めた俳優でラッパーの真木蔵人（４８）がマスク着用を呼びかけた動画がここにきて拡散している。
政府も事実関係の究明に乗り出したほど物議をかもした同フェスから１週間あまり。主催者はもちろんのこと、ラッパーのＺｅｅｂｒａ（５０）ら出演者にも批判が殺到する事態になったが、ここにきて真木のＭＣが注目されている。黒のポロシャツに迷彩柄のパンツ姿の真木がステージ上から観客に対し、マスクを着用するよう厳しい口調で求める姿がＳＮＳ上で拡散されているのだ。
真木は「マスクはつけてくんねえ？ オマエたちがオマエたちの手でオマエたちのイベントぶっ壊してどうすんだよ」と韻を踏むようにしつつ、観客を追及。「マスクくらいしてやってくれよ。だからオレたちこれ開催できるようになったんだぜ。なんで（マスクを）しねえんだよ」とすごんだ。
なおも、「調子に乗ってんじゃねえぞ。オレがすぐこのイベント中止にできるんだぜ」「オマエたち騒ぎてえんだろ。楽しみてえんだろ。最低限のルールは守れよ」と語った。
その後、諭すように「（会場には）いろんなゴロツキがいっぱいいるんだよ。不良もいっぱいいるんだよ。その中でみんなで（マスク着用は）唯一できることじゃねえか。オレたちは感染を広げるためにこのイベントやってんじゃねえ」と呼びかけた。動画の最後では「マスクして、盛り上がるだけ盛り上がってくれ。それくらいやろうぜ」で締められていた。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3603733/