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沖ドキがまた記事になってるぞ↓

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 コロナ第3波による緊急事態宣言の発布に際する対応のほか、パチンコ業界にとっては、それとは別に頭の痛い問題がある。  それは「沖ドキ!」問題だ。  これは既報でも度々解説した、旧規則機の撤去に関する問題でもある。この問題を知るにあたって、まずはパチンコ業界が抱える「旧規則機問題」について簡単に説明を。既に知っている読者は1段落飛ばして頂いて構わない。

パチンコ業界が抱える「旧規則機問題」とは?

 政府のギャンブル等依存症対策の流れを受け、パチンコ業界を管轄する警察庁は遊技機の射幸性(≒ギャンブル性)を大幅に抑制するための規則の改正を行った。この規則が施行されたのが2018年2月1日であり、それ以降の遊技機を「新規則機」、それ以前の遊技機を「旧規則機」と呼ぶ。  よって2018年2月1日には一旦、日本全国に設置されているほぼ全ての遊技機が旧規則機となり、厳密に言えば規則(法律)とは違える遊技機となったのだが、一斉の入替撤去は現実的に不可能なため、約3年間の入替猶予期間が与えられた。本来であれば2020年中にはすべての旧規則機が撤去されるはずだったが、しかしコロナ禍の煽りを受け、国家公安委員会は感染拡大防止の観点からすべての旧規則機の設置期限を1年間延長した。  しかしパチンコ業界はこの旧規則機を3つに区分し、それぞれに法律よりも厳しい違う撤去期限を定めた。  業界が特に問題視したのは「高射幸性遊技機」である。高射幸性遊技機は2018年2月1日現在パチスロ機に限定されており、1日に2万枚(貸メダル料換算40万円程度)の出玉実績が確認されたパチスロ機のこと。  業界はこの高射幸性遊技機の撤去に関しては法律が定めた、設置期限の1年延長を認めず、本来の設置期限での撤去を求めた。  詳細については既報「ついに始まった人気パチスロ「神々の凱旋」撤去。ファン、店舗、業界全体の交錯する想い」をお目通し頂ければ幸いである。  結論を言えば、この高射幸性遊技機の撤去は、一部未撤去ホールは存在するものの、全国6万台と言われた「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」を始めほぼ全台が撤去された。しかし年明けのパチンコ業界では、この高射幸性遊技機の撤去問題より複雑な新たな問題が発生した-ー。

「沖ドキ!」問題とは何なのか?

 「沖ドキ!」とは、パチンコ店で人気のパチスロ機の名前である。「沖ドキ!」にはいくつか呼称や仕様の異なるタイプが存在するが、本稿では総じて「沖ドキ」と呼ぶ。  「沖ドキ」は、「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」や「サラリーマン番長」等の高射幸性遊技機と肩を並べるほど収益と集客の柱としてパチンコ店の経営に貢献してきた遊技機である。大当たり後32ゲーム以内の連チャン性能が高く、1ゲームでの連チャンや10連チャン以上も頻繁に起こるゲーム性は多くのパチスロファンの支持を集めた。  この「沖ドキ」がこの1月に設置期限を終え(大阪府以外)撤去されることになったのだ。  しかし、この「沖ドキ」の撤去を行わず、業界内のルールに反して設置し続けるパチンコ店が後を絶たない状況という。

ルール違反のパチンコ店が続出する理由とは

 その理由は3つ。  一つは、設置期限延長に関わる法律と業界ルールのダブルスタンダード。  コロナ禍に際して法律では1年間の設置期限延長の措置を取ったが、パチンコ業界内ではそれよりも短い期間での撤去を促している。  ここには警察行政とパチンコ業界との複雑な関係が見え隠れするが、とにかく業界としては、全国のパチンコ店に業界内ルールを順守してもらうための誓約書の提出を求め、全国99%以上のパチンコ店がこの誓約書を提出している。  法律を守れば良いのか、業界ルール(誓約書)を守るべきか。この設置期限のダブルスタンダードが「沖ドキ」問題のベースになっている。  次の一つは、コロナ禍による経営難の深刻化である。  本来右肩下がりの市場環境であったことに加えて、政府の要請に対する協力休業や4月の1回目の緊急事態宣言時にメディアの槍玉にあがった影響を拭いきれず、集客もままならず売上が大幅にダウンしたことに加えて、6号機(新規則パチスロ機)の不振や高射幸性遊技機撤去による設備投資が嵩み、企業の大小を問わずパチンコ店の経営は火の車である。  業界ルールを守りたくても、守れない実情。法律を犯している訳では無い。2回目の緊急事態宣言が発布された今、収益の中心となる「沖ドキ」の撤去には応じられない。そう判断したパチンコ店が多いということであろう。  最後の一つは、「沖ドキ」が高射幸性遊技機ではないということ。  このことについてはは長年のパチスロファンの中でも驚く人がいるのだが、高い連チャン性能を誇る「沖ドキ」は、業界が定めた高射幸性遊技機リストには含まれていないのだ。業界関係者に言わせれば、「究極の爆発力は抑制された連チャン性能」ということらしい。  とにかく、政府のギャンブル等依存症対策の一環として、行政側から強く撤去を求められた高射幸性遊技機とは違うということが、「沖ドキ」の撤去に応じないパチンコ店の「言い訳」になっているのだ。  「高射幸性遊技機については、社会的な要求もあり撤去に応じざるを得ない。しかしそれ以外の遊技機に関しては、無理矢理撤去期限を早める必要はないのではないか。法律が定める期限を守れば問題ない」  関東某ホール経営幹部の言葉だ。

「沖ドキ」ファンはカモにされる!?

 パチンコ業界の「沖ドキ」問題に関して、門外漢である筆者が「どちらが正しい」とは言い難い。業界内の事情がありルールが定まった経緯もある。コロナ禍におけるパチンコ店の経営事情もある。そもそも法律を犯していないという大前提がある。  しかしこのような業界の事情を分からないファンの立場からすればたまったものではない。  「沖ドキ」での遊技を望むユーザーは、「沖ドキ」が設置されているパチンコ店をわざわざ探していくだろう。  彼らは「沖ドキ」の撤去に応じていないパチンコ店からすれば、店の固定客にはなりにくい流動客である。コロナ禍の中でも来店してくれる常連客とは違う還元対象でない彼らは、悪く言えばカモであり、良く言ったとしても粗利確保のための主客である。 「沖ドキ」を外した店からは客が消える。 「沖ドキ」を求めて店を変えた客の懐は痛む。 「沖ドキ」の撤去に応じなかった店は業界内の信頼を失う。  近江商人もびっくりの「三方悪し」の構図が出来上がる。少なくともこの構図が、不振に喘ぐパチンコ業界の未来を改善させるとはとうてい思えないのだが……。

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